【2000万円台の注文住宅の実例】おすすめハウスメーカー7選&間取りをご紹介

間取り

更新日: 2024年10月最新

この記事では【予算2000万円台の注文住宅】について

  • 予算2000万円の家はどんな家?
  • 予算2000万円ならば規格住宅(セミオーダー)がおすすめ
  • 予算2000万円台で建てられるおすすめのハウスメーカー6選
  • 予算2000万円台の間取りの実例5選

をご紹介します

自分の理想としている家が、予算2000万円で叶うのか?どこのハウスメーカーならば可能なのか?家づくりの参考にして下さいね!

「注文住宅が高すぎて理想の間取りは難しいかも・・」と悩んでいる人必見

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ハウスメーカー14社の坪単価や特徴を、一気に比較したい方は、こちらの記事も併せてご覧ください

予算2000万円で建てられる注文住宅とは

住宅金融支援機構のフラット35利用者調査によると、2022年度の注文住宅の全国平均は、土地有りの注文住宅が3717万円、土地付注文住宅は4694万円です。

一戸建て購入の費用

平均工事費土地有:3717万円
土地込み:4694万円
平均床面積123.8㎡(37.5坪)
平均坪単価約100万円

参考: 住宅支援機構 フラット35利用者調査 

坪単価100万円の場合、2000万円で注文住宅を建築すると、20坪(1~2LDK)程度の平屋となります。

そのため、予算2000万円で、一般的な3~4LDKの2階建てを叶えるには、全国平均よりも低い坪単価で建築する必要があります

建物予算2000万円で建築する場合の、坪単価の目安は66万円前後です

各ビルダーの坪単価の目安は次の通り

坪単価の目安

注文住宅の工務店・ローコストメーカー・中堅~大手ハウスメーカーの坪単価

ハウスメーカーで建てたい場合は、規格住宅や、セミオーダーを選べば、価格を抑えながら、高い住宅性能や長期保証の注文住宅が叶うので、おすすめです!

各ハウスメーカーの、コスパに優れる規格住宅やセミオーダーの価格&特徴を、一覧表で効率よく比較したい方は、こちらの記事がおすすめです

予算2000万円で建てられる家の特徴・仕様

予算2000万円の注文住宅は、地域の工務店の場合は自由設計、ハウスメーカーの場合は、既存のプランから選ぶ「規格住宅」もしくは、既存の間取りなどに変更を加えてアレンジできる「セミオーダー」を選ぶことができます

ただし、トータル予算が2000万円の場合は注意が必要です

家づくりには

  1. 建物の費用
  2. 付帯工事
  3. 諸費用

の3つの費用が必要で、トータル予算が2000万円の場合は、建物にかけられる金額が1500万円ほどとなり、工務店もしくは、ハウスメーカーの規格住宅のみになります。

ここでは、建物金額2000万円の一般的な特徴や仕様について解説します

間取りは30坪前後・3〜4LDK

2000万円の家は、一般的な30坪前後の3〜4LDKの間取りとなります。

例えばキッチンなどの設備にこだわり、グレードを上げる場合、「28坪の3LDK+書斎」や「3LDK+収納多め」にすることで、コストを下げることができます

暮らしやすい間取りのポイント

  • 家事動線の良い間取りにする
  • キッチンにパントリーをつける
  • 玄関横に土間収納を設ける
  • リビング近くにファミリークローゼットを設けて、必要な収納を確保する

などの工夫で、暮らしやすく、家も片付きやすい間取りとなります。

例)

  • ちょっとしたワークスペースを設ける
  • 洋室は子供の成長に合わせて可変できるタイプにする
  • 水回りを纏めて回遊動線を良くする

標準仕様と住宅性能 (断熱性など)

2000万円の家の屋根は、一般的な「スレート屋根」外壁は「サイディング外壁」が多く、どちらも10年程度はメンテナンスが不要です。

ハウスメーカーによっては、30年間メンテナンス不要の「タイル外壁」が標準仕様のメーカーもあります。

窓は、アルミサッシもしくはアルミ樹脂混合サッシペアガラスが一般的で、断熱等級は4〜5相当になります。

キッチンなどの設備は、ある程度決められた中からの選択になり、キッチンのカラーなどは選べます

ハウスメーカーによっては、LIXILなどの有名メーカーの高級感のある設備やアイランドキッチンなどを採用できますが、坪単価は80万円前後であることが多く、30坪ではなく、28坪にするなどの工夫が必要です。

予算2000万円なら規格住宅&セミオーダーがおすすめ

予算2000万円で注文住宅を叶えるならば、

  1. 地域の工務店で自由設計の注文住宅を建てる
  2. 中堅~大手ハウスメーカーでコスパに優れる規格住宅(セミオーダー)

を選ぶのがおすすめです。

規格住宅&セミオーダーとは、ある程度プランニング化された『間取り・内装デザイン・外観・設備』などから、希望を選んで家を作っていくスタイルの注文住宅

昨今の物価上昇の影響を受けて、ハウスメーカーの坪単価は、コロナ以前に比べて、10~20万円UPしています

そのため、コスパに優れる規格住宅やセミオーダー商品の需要が高まっており、各メーカーでも力を入れています

下記は規格住宅やセミオーダーを扱うハウスメーカーの一例で、価格・特徴はハウスメーカーによって様々です

ハウスメーカー規格住宅&セミオーダーの坪単価フルオーダーの坪単価
一条工務店56.5~65.6万円69.4~83.3万円
住友不動産66~85万円100万円前後
ダイワハウス80~87万円100~140万円
三井ホーム80万円前後100万円前後
パナソニックホームズ85万円前後100万円前後
住友林業90~95万円100万円前後
積水ハウス取り扱い無し100万円前後

規格住宅やセミオーダーの坪単価は、約80万円前後のメーカーが多く、30坪で約2400万円ほどの家を建築することが可能です

各ハウスメーカーの規格住宅&セミオーダーの注文住宅の、特徴&価格を一覧表で効率良く比較したい方は、こちらの記事をご覧ください

予算2000万円の注文住宅の間取りの実例5選

予算2000万円の注文住宅の間取りの実例を○選ご紹介します

3LDK・30坪|パントリーのある間取り

一条工務店 HUGmeより

こちらは、一条工務店のHUGmeという規格住宅で、坪単価は約60万円

30坪・3LDKの2階建てを、2000万円以下で建築することが可能です

1階部分は、16畳のLDKで、キッチン横にはパントリーがついています。

LDKから、リビングが見渡しやすい長方形の間取りです

2階には子供部屋が2つ、主寝室の他、大きなウォークインクローゼットもあります。

例えば、こちらの写真の様な、カウンター式のキッチンも選べるので、料理をしながら子供が勉強する様子も見ることができます

一条工務店 HUGme【参考価格1830万円】

4LDK・33坪|リビングと和室が一直線に繋がる間取り

一条工務店 HUGmeより

こちらもは、33坪・4LDKの間取りで、【参考価格1980万円】

LDKと和室が一直線に繋がり、客間や、子供の遊びスペースとしても使えます。

2階には、主寝室と、2つの子供部屋を備え、各部屋には収納もあります。

➤➤一条工務店の商品について詳しく見る

LDKの間取り|住友不動産の規格住宅

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30坪・3LDK|裏動線のある間取り

こちらは、約30坪・裏動線のある3LDKの間取りの実例

玄関ホールからは、リビングにも水場にもアクセスできます

階段横の収納スペースには、帰宅してリビングに入る前に、衣類やカバンなどをしまえるため、リビングが片付きやすくなります

また、キッチンにはパントリーもあり、2階には、3部屋+書斎や物置として使える2畳のマルチスペースもあります。

商品三井ホームセレクト
坪単価80万円
広さ3LDK(29.82坪)
参考価格2385万円

   

25坪・可変式3LDKの平屋の間取り

住友林業 公式HPより

こちらは、3LDKの平屋の間取りの実例です。

LDKは20畳と広く、水廻りも1箇所に纏まっており、主寝室にはウォークインクローゼットもあります。

洋室は可変式になっているため、家族人数や、ライフプランに合わせて、広めの洋室として使うことも、2つにわけることもできます

住友林業【参考価格2250万円】

商品住友林業の「フォレストセレクションBF」
坪単価90万円
広さ3LDK(25.29坪)
参考価格約2276万円

予算2000万円で注文住宅が叶うハウスメーカー6選

一条工務店

「圧倒的な高性能×コスパの良さが特徴」の一条工務店

10種類の商品があり、このうち、予算2000万円でおすすめなのが、規格住宅(セミオーダー)の「HUGme(ハグミー)」と「i-smile (アイスマイル)」です。

  • HUGme(ハグミー): 坪単価約60万円。100プランの間取りから選べる。一条工務店の高い住宅性能を確保しつつ、必要な設備は全てオプションでつける
  • i-smile(アイスマイル): 坪単価65.6万円。5000プランの間取りから選べる。一条工務店の高い住宅性能と、全館床暖房、深型食洗機(5人分)、断熱性の高い4枚ガラス窓などが標準仕様

どちらも間取りの変更はできません

間取りや設備にもこだわりたい場合は、i-smileよりもグレードの高い商品がおすすめです

参考までに、人気の4商品の坪単価と特徴がこちら

一条工務店の規格住宅&人気商品の坪単価と標準仕様

i-smileよりグレードの高い「i-smile+」という商品からは、全て間取りが自由設計となっており、坪単価も69.4万円〜83.3万円とコストを抑えやすいことが特徴です。

一条工務店は、予算2000万円で「高い住宅性能×自由設計の注文住宅」を叶えやすいメーカーです

詳しくはこちらの記事をご覧ください

タマホームの「シフクのいえ」

「安く家を建てるならタマホーム」と言われるほど、知名度のあるローコストメーカー

予算2000万円で抑えやすいのは、規格住宅の「シフクのいえ」で、30坪の2階建ての建物価格の目安は、1800万円ほどです。

家づくりに必要な、付帯工事や諸費用が、全てコミコミになっているプランもあり、価格設定が明瞭なことも特徴です。

タマホームの「シフクのいえ」の特徴

  • 100プラン以上から間取りから選べる
  • 間取りの変更はできない
  • ビルトインガレージ付きのプラン「ガレリアート」もおすすめ

桧家住宅の「スマート・ワン」

桧家住宅は、価格と住宅性能のバランスが良いメーカーです

予算2000万円で抑えやすいのは、規格住宅の「スマート・ワン」という商品です

家族人数や、ライフスタイルに合わせて、豊富な間取りから選べ、ベースの間取りを元に部屋数の増減やワークスペースの追加など、アレンジも可能です

ローコストな価格帯にも関わらず、高気密・高断熱の住宅も特徴で、ダイキンとタイアップしたZ空調は、一年中、家のどこにいても快適な温度を保てます

冬場に暖かいだけでなく、暑さを反射して部屋の中に熱を入れない住宅構造になっており、夏場も涼しいため、エアコン代などのランニングコストも削減できます

ダイワハウスの「スマートセレクション&スマートデザイン」

ダイワハウスには、2024年4月~発売が開始されたばかりの2つの新商品があります

  1. スマートセレクション:規格住宅の注文住宅で、坪単価は80~84万円。1500種類ほどの間取りから選べ、間取りの変更はできません
  2. スマートデザイン:セミオーダーの注文住宅で、坪単価は84~87万円。スマートセレクションの間取りを元に自由にアレンジが可能です

どちらの商品も、鉄骨or木造が選べ、統一坪単価を採用しているため、間取りが決まれば、建物の価格も決まるため、価格が明瞭な点が特徴です。

高い住宅性能や,グレードの高い設備はフルオーダーと同じで、天井高は2m70cmが標準仕様(他メーカーや建売の標準は2m40cm)となっています。

住友不動産の「+STORY」と「栖(すみか)」

住友不動産には、

  • 規格住宅: +STORY
  • セミオーダー: 栖(すみか)
  • フルオーダー

の3つの商品があり、予算2000万円に抑えやすいのは「規格住宅の+STORY」です

20坪〜30坪前後の「平屋・小屋裏2Fプラン・総2F」の合計66種類の間取りから選べ、間取りの変更はできません。

内装のカラーは5種類から選択でき、設備はパナソニック1択となっています。

間取りや内装住宅性能設備にこだわりたい方は、セミオーダーの栖がおすすめです

セミオーダーは、坪単価85万円と高めですが、間取りを1から設計でき、吹き抜けやオープン階段など自由度高く設計できます。

内装は6種類から選べ、部分的なアレンジも可能。

フルオーダーと同じ高い住宅性能で、キッチン設備は、高級感のあるオリジナルキッチンや、アイランドキッチン、フルオープンキッチン、ペニンシュラキッチンも選べます

セミオーダーは坪単価が85万円と高いため、坪数を抑え、相見積もりを元に値引き交渉することが予算2000万円に抑えるポイントです

➤➤詳しくはこちらをご覧下さい

三井ホームの「三井ホームセレクト」

三井ホームには、三井ホームセレクトという規格住宅があり、フルオーダーと同じ住宅性能で安く注文住宅を叶えることができます。

3LDKや4LDKなど、豊富な間取りプランから選べ、間取りの変更はできません

外観や内装はそれぞれ6パターンから選べます

パナソニックホームズの「FORTINA select PREMIUM」

2024年4月から新発売されたばかりの、パナソニックホームズのセミオーダーもおすすめです。

  • 間取りや内装を1から設計でき自由度が高い
  • 吹き抜けやオープン階段も作れる
  • パナソニックの家事楽キッチンが標準仕様

住宅性能もフルオーダーと同じで、耐震性能や断熱性能も高く、将来的なランニングコストも削減できます。

坪単価は85万円と、ローコストメーカーに比べると高額ですが、坪数を少なくしてコンパクトにし、相見積もりを元に値引き交渉すれば300〜500万円の値引きも可能です

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予算2000万円に抑える4つのコツ

予算2000万円で建築する4つのコツをご紹介します

コンパクトな間取りにする

間取りを複雑な形にしすぎず、坪数を減らせばその分、建物価格を安くできます。

部屋数が多くなると、それだけ壁やドアが多くなり、材料費と工事費がかさんでしまいます。

必要な部屋数は確保する必要がありますが、例えば

  • 7畳の洋室を2つ作らずに、10畳の広めの洋室を可変式で2つに分けれるようにする
  • 6畳の和室を作らずに、リビングを3畳広くして、小上がりの畳スペースを設ける

などの工夫で、坪数を減らし、建物価格を下げることができます!

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水回りをまとめる

水回りを一か所に纏めることで、建築コストを削減することができます。

水回りを離れた所に分散させてしまうと、配管が複雑になり、建築コストが高くなってしまいます。

キッチン、洗面所、お風呂などを一箇所にまとめることで、家事動線も良くなるのでおすすめです

設備は標準仕様のものを選ぶ

住宅設備を、標準仕様の中から選べば、見積りからの価格の上昇を防げます。

おしゃれな家にしようとするあまり、キッチンやお風呂のグレードを上げすぎると、コストがかさみ、予算2000万円では、おさまりきらなくなってしまっています。

こだわりには、優先順位をつけ、例えば、グレードを上げるのはキッチンのみ、などにしましょう

反対に、こだわりのない部分は、安価なものに変更すると価格のバランスが取れます。

必ず2〜3社の相見積もりを取る

予算2000万円に抑えるために、最も有効な方法は、複数社に見積もり依頼をすることです

複数のメーカーの見積もりを比較することで、価格の安いメーカーがわかるだけでなく、標準仕様や保証の充実したメーカーを知ることができ、結果的に後悔のない家づくりに繋がります

また、2~3社の見積もりを元に、希望のメーカーに契約前に交渉することで、総額から300~500万円の値引きをしてもらえることが多いんです

実際に私も、家づくりの際に、他社の見積もりを希望のメーカーに伝えることで300万円の値引きに成功しました

相見積もりは、家づくり経験者の約7割が利用する「タウンライフ家づくり」がおすすめです

展示場を何社も周ることなく、複数メーカーのカタログや実例集・見積もりや、オリジナルの間取りプランが手に入るため、比較検討するのに役立ちます

1~2社見積もりを貰っただけでは、費用相場や、内訳などが十分に比較できないので、最低でも3社以上は相見積もりを取るようにしましょう

まとめ

2000万円の注文住宅は、全国平均よりも費用が低く、ローコストな住宅に分類されます

30坪の坪単価は66万円ほどで、地域の工務店なら完全自由設計、大手ハウスメーカーならば規格住宅(セミオーダー)が可能でしょう

予算2000万円で注文住宅を建てる場合、価格を抑えながら、優先順位をつけて希望を追加していくのがおすすめ!

設備やグレードは標準仕様のものを選び、こだわりたい部分だけグレードを上げ、こだわりの少ない部分はグレードダウンするなどの工夫を行いましょう

予算2000万円で希望の間取りを実現するためには、複数のハウスメーカーを見比べて自分に合ったハウスメーカーを選ぶことが重要です

こちらの記事をご覧ください

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