「一条工務店のグラン・セゾンで建築した人の坪単価・価格を知りたい」
この記事では、実際に、2023年にグラン・セゾンで建築した、Bさんにインタビューを行いました
リアルな体験談を元に「グラン・セゾンの魅力やデメリット・総額・住み心地」を紹介します


こちらが、実際のBさんのお家です

グラン・セゾンらしい、木目調のデザインや全館床暖房が快適で気に入っています
- グランセゾンの坪単価・リアルな総額
- グランセゾンの3つの魅力と2つのデメリット
- 標準仕様・実際に住んだリアルな感想
<グラン・セゾンの坪単価>
<いちおしポイント>
<グラン・セゾンの3つの魅力>
- 他の商品に比べ、間取りのデザイン性&天井高が高い(構法の違い)
- 高級感のある木目調の設備などが選べる(設備の違い)
- ハイドロテクトタイルが標準仕様(外壁の違い)
<グラン・セゾンのデメリット>
- 値段が高い
- 他の商品に比べ、断熱性・耐震性が劣る
- さらぽか(全館空調)が採用できない
<結論>
一条工務店は、おすすめできるメーカーである事は間違いありません
業界No.1の住宅性能、全館床暖房などの標準仕様も充実しています
しかし、自由設計のグラン・セゾンでも「一条ルール」と呼ばれる独自の制約があり、間取りや吹き抜け、窓の大きさ、おしゃれな壁紙に対する制限があるのも事実です
そのため、ある程度の性能は叶えつつ
は、一条工務店さんより他のメーカーの方が向いているかもしれません
吹き出し: ある程度の性能を確保しつつ、デザイン性や自由度を求める方は、地域の優良ビルダーを選択肢に入れると後悔が少なくなりますよ
一条工務店さんよりも安い価格で、性能とデザイン性の両方を叶えられます
後悔しない為には比較検討すること!これだけは本当に大事です
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契約前の前に、こちらの記事もチェックしておきましょう
一条工務店のグラン・セゾンとは?

「グラン・セゾン」の特徴を一言で表すならば
全ラインナップの中で、最も坪単価が高く、最高ランクに位置付けられる商品です
間取りは自由設計で、他の商品との違いは、大きく3つあります

- 他の商品に比べ、間取りのデザイン性&天井高が高い(構法の違い)
- 木目調の高級感のある設備やフローリングが選べる(設備の違い)
- ハイドロテクタイルが標準仕様(仕様の違い)
例えば、フローリングには肌触りの良い「モクリア」、キッチンや洗面台には「グレイスシリーズ」という木目調の高級感のある設備が選べます
また、他の商品ではオプションとなる「ハイドロテクトタイル (紫外線で汚れを分解し雨で流せる外壁)」が標準仕様です

グラン・セゾンは、デザイン性や高級感が特徴!高い住宅性能も兼ね備え、全館床暖房も標準仕様です
【2025年最新】グラン・セゾンの坪単価・総額は?

こちらの坪単価は、建物のみの価格なので、実際の総額が気になる所です
そこで、2023年にグラン・セゾンで建築したBさんにインタビューを行いました

まず初めにBさんの建築情報をご紹介するよ
<建築情報>
- 家族構成:夫婦+子供3人の5人家族
- 建築した商品:グラン・セゾン
- 建物の坪数:29.30坪
- 土地の坪数:31.15坪

グランセゾン
我が家は、建物価格が2140万円
オプション費用や、付帯工事も合わせた総額は3200万円でした

つまり、結論をお伝えすると
<実際の坪単価>
<建築価格の内訳>
項目 | 内容 | 金額 |
①建物の本体価格 | 2,140万円 | |
②オプション費用 | 太陽光パネル+蓄電池 | 160万円 |
③付帯工事費 | 地盤改良工事 | 100万円 |
付帯・屋外給排水・雨水排水・浄化槽・ガス配管工事 | 120万円 | |
基礎工事 | 45万円 | |
④値引き金額 | 0円 | |
総額 | 3,200万円 |

グランセゾン
土地から購入したので、実際には、この金額+2080万円(土地の取得費用)でした
この部分は、土地の価格や広さによって異なります
実際の坪単価(総額ベース)から計算した、坪数毎の総額の目安はこちらです
総額の目安 | |
30坪 | 3270万円 |
35坪 | 3815万円 |
40坪 | 4360万円 |

流石、最高ランクのグラン・セゾン
総額の坪単価は109万円は高いよ~・・

ある程度の性能を叶えつつ、デザイン性を重視したい方、価格にお悩みの方は、地域の優良ビルダーや工務店の選択肢を持つだけで後悔が少なくなりますよ
一条工務店のブランドであるグラン・セゾンは、総額の坪単価は100万円を超えてしまいます
物価上昇や、賃上げの影響で、住宅価格や土地の価格は年々高騰しています
坪単価を抑えつつ、希望をできるだけ叶えるためには「一条工務店」さんの一流メーカーだけでなく、地域の優良メーカーや工務店などの比較対象を持つべきです
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他のハウスメーカーとの坪単価比較

参考までに、他の人気ハウスメーカーとの、坪単価比較をしてみましょう
ハウスメーカー名 | 坪単価(建物のみ) | 設計の自由度 |
タマホーム | 約70~75万円 | 自由設計 |
ダイワハウス | 約80~86万円 (自由設計は100万円~) | ・規格住宅:間取り変更不可 ・セミオーダー:建物の外郭や階段の位置以外は変更可 |
三井ホーム | 約80万円~ (自由設計は100万円~) | ベースの間取りから変更は不可 |
スウェーデンハウス | 約80万円~ (自由設計は100万円~) | ・一条工務店と同様の断熱性能 ・セミオーダー仕様で間取り変更もできる |
住友林業 | 約80~93万円 (自由設計は100万円~) | ・規格住宅:間取り変更不可 ・セミオーダー:建物の外郭や階段の位置以外は変更可 |
コスパに優れる、規格住宅やセミオーダー住宅については、こちらをご覧ください
グラン・セゾン|3つの魅力と2つのデメリット・他商品との仕様の違い
<各商品の仕様の違い>


まず、グラン・セゾンと他の商品の違いは大きく3つあります

<グランセゾンの3つの魅力>
<グラン・セゾンの2つのデメリット>
人気商品「アイ・スマート」との違いを元に、詳しく解説していきます
構法の違い|間取りの自由度と天井高が高い

グラン・セゾン(在来軸組構造)とアイ・スマート(2×6モノコック構造)では、構法が違い、それぞれメリット・デメリットがあります

<グラン・セゾン在来軸組工法のメリット>
<グランセゾン 在来軸組工法のデメリット>
実際に、断熱性・気密性を表す数値を比較してみましょう

<用語の説明>
- UA値: 断熱性能を表す数値で、数字が小さいほど熱が逃げにくい
- C値: 気密性を表す数値で、数字が小さいほど建物の隙間が少ない
- Q値: 断熱性能を表す数値で、数字が小さいほど熱が逃げにくい

他商品に比べて、数値が劣ると言うだけで、業界ではトップクラスの性能です
通常の天井高は240cmなので、25cmもの差は大きく、実際に比べてみると開放感が全然違います

勾配天井や吹き抜けと組み合わせることで、開放的な空間が演出できますよ
住宅設備の違い|グレイスシリーズやモクリアが選べる

グレイスシリーズのキッチン
グラン・セゾンでは、キッチンやシューズボックスに、木目同調の美しいデザインが特徴である「グレイスシリーズ」が選べます。
オシャレなだけでなく、収納力や実用性にも配慮されています。
フローリングには、肌触りの良い「MOQULIA(モクリア)」が採用され、高品質な設備やフローリングが選べます。
外壁|ハイドロテクタイルが標準仕様

ハイドロテクトタイルは、紫外線で汚れを分解し、雨で汚れを流せる外壁です
年月が経っても、新築同様の綺麗さが保て、外壁の塗り直しも不要なため、手入れやメンテナンスコストがかかりません
他の商品では、ハイドロテクトタイルはオプション扱いですが、グラン・セゾンは標準仕様です
「さらぽか」「2倍耐震」は採用不可

さらぽかは、一条工務店オリジナルの全館空調で、部屋の中を1年中、快適な温度や湿度で過ごす事ができます
さらぽかを採用したい方は、アイ・スマートやグラン・スマートがおすすめ!
現在は、アイ・スマートとグランセゾンのいいとこ取りをした「グラン・スマート」いう人気商品があります
→アイスマート グランスマート
グラン・セゾンの標準仕様|良かったポイントは?
グランセゾンの主な標準仕様とオプションはこちらです

実際に建築して良かったポイントはこちら!
具体的に、詳しくご紹介していきます
全館床暖房の快適さに感動

全館床暖房のおかげで、リビングや部屋だけでなく、廊下やトイレまでも暖かく、子どもが裸足で走り回っても安心の環境です。
実家に帰省したときに「うちって本当に快適だったんだな」と実感するようになりました。
気密・断熱性の高さで光熱費が大幅に節約できる

真冬でも暖房器具は使わずに、床暖房だけで十分暖かく、電気代は賃貸時代に比べてかなり安くなりました。
太陽光発電での自家発電もあり、真夏もエアコン一台を適切に設置、使用することで、全館冷房を実現出来て光熱費が節約出来ています。
標準仕様が充実していて、オプションが最低限

他社の見積もりでは「ここを良くするにはオプション」「あれもオプション」とどんどん費用が膨らんでいったのですが、一条工務店は最初から標準仕様が高性能で、最低限のオプションですみました。
メンテナンスの手間が少ないハイドロテクトタイル

外壁に使われているハイドロテクトタイルは、雨で汚れが落ちる自己洗浄機能付きのため、入居後2年経ちますが、特に掃除しなくても今もピカピカの見た目です。
将来的にもメンテナンス費が抑えられ、コストパフォーマンスに優れています。
一条工務店のグラン・セゾンの後悔ポイント

これは、一条工務店特有の、間取りや設備に関する独自の制約を指します。

グランセゾン
自由設計と言いつつ、間取りや吹抜けなどの自由度は低く、我が家の場合、寝室や子供部屋のサイズや配置がある程度決まっていて、制限付きの自由だと感じたのは正直な所です

一条工務店施主
部屋の広さ等の細かい注文が出来なかったり、耐震上の問題から調整出来ない箇所がありました

一条工務店施主
あまり知られていませんが、壁紙ルールというのもあり、オシャレな壁紙は保証外で悩みました
これは、グラン・セゾンだけでなく、全商品に共通したルール
ただし、その制限があるからこそ、高気密・高断熱の性能が保たれている面もあるので、「性能を取るか、自由度を取るか」は契約前に、しっかり考えておく必要があります

ある程度の性能を叶えつつ、デザイン性を重視する方は、一条ルールに後悔する事もあるようです
こちらの記事もあわせて、チェックしてみましょう
一条工務店と比較して他メーカーを選んだ実例
一条工務店と迷って、最終的に、ある程度の性能+自由度を選択した方の実例もご紹介します

- 断熱等級5・長期優良住宅・ZEH仕様
- 総額の坪単価は70万円台
と、一条工務店よりも、1000万円安い価格でデザイン性の高い注文住宅を叶えています
全館床暖房、太陽光発電などは、ないものの、基本の断熱性が高く、エアコン1台でも暖かいと言います

このように家づくりの際には、地域の優良ビルダーや工務店も含めて
比較して決めると、後悔が少なくなります
コスパや性能、デザイン性に優れるメーカーを知りたい方は「タウンライフ家づくり」が便利です
地域の優良メーカー含め、予算や希望に合ったメーカーから一括で提案をもらえ、オリジナルの間取りや見積もり、資金計画、土地提案までしてもらえます。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください
グラン・セゾンがおすすめな人・おすすめでない人

グラン・セゾンは、一条工務店のラインナップの中でもデザイン性を重視した商品です
に向いています。
一方で、性能に関してはアイ・スマートなど他の商品のほうが高いため、一条工務店の中でも、より高性能な住宅に住みたい方には適していません。
は、「アイ・スマート」や「グラン・スマート」など他の商品の方が良いでしょう。
また、一条工務店には、一条ルールの制約があり、自由設計と言いつつも、間取りや吹き抜け、部屋のサイズ、大開口の窓、オシャレな壁紙には一定の制限があります。
ある程度の性能を叶えつつも、オシャレさやデザイン性を重視したい方は、他メーカーとも、しっかり比較した上で決めましょう

自分に合ったメーカーを知り、後悔の少ない家づくりの為には、最低でも3社は比較しましょう
2〜3社の実例集を見比べるだけでも、自分の好みが明確になります
また、価格や仕様を比較するだけでなく、2〜3社の見積もりを元に契約前に交渉する事で、500万円近い割引や、オプションサービスをしてもらえる事もあります
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一条工務店に関する質問
→本当です。部屋の広さ等の細かい注文が出来なかったり、耐震上の問題から調整出来ない箇所がありました。
→私が住んでいる地域の一条工務店は外構工事を請け負っていなかったため、提携している専門業者に依頼しました。全く提携していない業者にも依頼できますが、連携が取れないデメリットが大きく、提携業者をおすすめします。
→付けた方が良い。一条工務店の太陽光発電システムは自社製品で蓄電池もセットになっていて、とてもコスパが良いため。
→真冬は快適に過ごせて大変満足も、季節の変わり目の瞬間的な対応は出来ない。
→本当です。外気温に関係なく、一定の温度管理で1年間快適に過ごすことが出来ています。
→本当です。電気代も安くなっていますが、太陽光発電による売電もあってかなりお得になりました
→あります。電動式ハニカミシェード、オールメタルIHクッキングヒーター、タッチレス水栓、深型食洗機、室内物干しワイヤー。
→あまりないのですが、将来的に利用予定としている天井埋込型スピーカーはまだ未使用です
→特に問題なく、親切に対応してくれました。LINEでやりとりしていますが、建築後もレスポンス早く対応してくれます。
→どちらも問題ありませんでしたが、設計士さんはハイコストメーカーの設計士に比べると、提案力は物足りなさを感じました。