更新:2025年5月6日
「一条工務店のグラン・セゾンが気になるけど、施主さんの後悔ポイントが知りたい」
本記事では、このような方に向けて
実際に、一条工務店のグラン・セゾンで建築した施主さんへのインタビューを元に、後悔した6つのポイントをご紹介します。

こちらが、2023年にグラン・セゾンで建築したBさんの実際のご自宅です
実際に住んでみて感じた後悔だからこそ、あなたの家づくりに活かして下さい。元設計士のプロの意見もしっかりとお伝えします

このサイトでは、元設計士のおうちガイドが、自身の後悔や、家づくり体験者へのインタビューを元に、家づくりに役に立つ最新情報をお届けします
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それでは、「本題の一条工務店のグランセゾン 施主の6つの後悔ポイント」についてお伝えしていきます
一条工務店はおすすめ出来るメーカーである事は間違いありません
超一流メーカーであり、住宅性能や標準仕様の充実度はピカイチです
しかし、少なからず後悔している点があるのも事実で、全ての人に合うわけではありません
後悔している点を確認して、自分がこだわりたいポイントに当てはまっていないか、チェックしてみましょう
<グランセゾンの後悔>
グラン・セゾンは、一条工務店の高級モデルのため、コストが高く予算オーバーだと感じる人も多いです
「一条工務店は魅力的だけど価格で悩んでいる・・」
「このまま契約して後悔しない?」
このようにお悩みの方は、地域の優良ビルダーも比較した上で、最終的に決めると後悔が少ないです
一条工務店には、一条ルールと呼ばれる、間取りや吹抜け、オシャレな壁紙に関する独自の制約があります
例えば、こちらのご自宅は、一条工務店と悩み、最終的に地域のビルダーで建築した事例
断熱等級5×長期優良住宅×一条工務店よりも自由度の高い間取りを叶え、総額1000万円近く安く建築できたそうです
後悔しないためには、比較検討すること!これだけは本当に大事!
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一条工務店のグラン・セゾンとは?

「グラン・セゾン」は、全ラインナップの中で、最も坪単価が高く、高い住宅性能と、木目調の高級感のあるデザインが特徴です
間取りは自由設計で、他の商品との違いは、大きく3つあります

- 構法の違いにより、1階と2階で違う床面積の設計ができる
- 他の商品よりも、天井高を25cm高くできる
- グレイスシリーズの設備や、フローリングにモクリアが選べる
- ハイドロテクトタイルの外壁が標準仕様
例えば、フローリングには肌触りの良い「モクリア」、キッチンや洗面台には「グレイスシリーズ」という木目調の高級感のある設備が選べます
他の商品ではオプションとなる「ハイドロテクトタイル (紫外線で汚れを分解し雨で流せる外壁)」が標準仕様です

グラン・セゾンは、デザイン性や高級感が特徴!高い住宅性能も兼ね備え、全館床暖房も標準仕様です
一条工務店 グラン・セゾンの後悔6選

一条ルールの制約に縛られる
一条工務店には、間取りや吹抜け、設備、壁紙に関する独自の制約があります

自由設計と言いつつ、間取りや吹抜けなどの自由度は低く、我が家の場合、寝室や子供部屋のサイズや配置がある程度決まっていて、制限付きの自由だと感じたのは正直な所です

部屋の広さ等の細かい注文が出来なかったり、耐震上の問題から調整出来ない箇所がありました

あまり知られていませんが、壁紙ルールというのもあり、オシャレな壁紙は殆どが保証対象外です
これは、グラン・セゾンだけでなく、一条工務店の全商品に共通したルール
具体的には、次のような制約があります
キッチンの色や床材のバリエーション、住宅設備の種類や配色は限られています。
選択肢が多くて困る!と感じる人にはメリットですが、好みの物がないと、他メーカーのオプション扱いになってしまいます。
ただし、その制限があるからこそ、高気密・高断熱の性能が保たれている面もあるので、「性能を取るか、自由度を取るか」は契約前に、しっかり考えておく必要があります

ある程度の性能を叶えつつ、デザイン性を重視する方は、一条ルールに後悔する事もあるようです
こちらの記事もあわせて、チェックしてみましょう
一条工務店と比較して他メーカーを選んだ実例
一条工務店と迷って、最終的に、性能×建築の自由度×安さを叶えた実例をご紹介します

設計の自由度が高く、キッチンやお風呂も、好きなメーカーから選べて自分好みのおうち作りができたと言います
- 断熱等級5・長期優良住宅・ZEH仕様
- 憧れの大きな吹き抜けを採用できた
- 総額の坪単価は70万円台(グランセゾンの総額坪単価は109万円)
と、一条工務店よりも、1000万円安い価格で、性能×デザイン性の高い注文住宅を叶えています
全館床暖房、太陽光発電などは無いものの、基本の断熱性が高いため、冬はエアコン1台でも暖かいと言います

このように、地域の優良ビルダーや工務店も含めて
比較して決めると、後悔が少なくなります
希望に合うメーカーを知りたい方は無料で利用できる「タウンライフ家づくり」を活用してみませんか?
例えば賃貸を探す際に、SUUMOなどで「2LDK・月6万円〜」と条件を入力して、予算・希望に合うお部屋を探すと思います

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詳しくは、こちらの記事をご覧ください
価格が高く予算オーバー


ミドルコストと位置付けられていますが、最終的な金額は、当初よりかなり高くなりました

資材費や人件費の高騰もあってか、建物本体価格の上昇やオプション扱いになってしまっている商品も多くあります
こちらは、2023年にグランセゾンで建築したBさんの、実際の価格です
総額の坪単価 | 約109万円 |
30坪の総額 | 3270万円 |
土地の費用も含めると、総額5000万円を超え、当初の予算より大きく超えてしまったと言います

住まいの快適さの満足度は高いものの、金額面では少し後悔が残っています

断熱性が高く、また太陽光発電のお陰で、月々の電気代をほぼ0円に抑えられていますが、初期投資は、かなりの負担となりました
それでも、他社の見積もりでは「ここを良くするにはオプション」「あれもオプション」と、どんどん費用が膨らんでいきますが、一条工務店は最初から標準仕様が高性能で、最低限のオプションで済みます
2025年の現在は、物価高騰の影響で、坪単価も上がっており、予算オーバーになる方も多いです

少しコストを抑えたモデルでも良かったな、思う部分もあり、もっと坪単価の安い地域の優良メーカーとも比較すれば良かったと感じています
他の商品に比べて性能が劣る

一条工務店のグラン・セゾンを検討する方の多くが「アイ・スマート」や「グラン・スマート」も候補に入ってるかと思われます
グラン・セゾンと、アイスマートは、構法が違い、それぞれにメリット、デメリットがあります

結論からお伝えすると、上記2商品に比べ、性能が少し劣ります
<グラン・セゾン在来軸組工法のメリット>
<グランセゾン 在来軸組工法のデメリット>
実際に、断熱性・気密性を表す数値を比較してみましょう(数値が小さい程、家の隙間が少なく、熱の逃げにくさを示しています)
グラン・セゾン | アイ・スマート グラン・スマート | |
UA値(断熱性) | 0.36W | 0.25W |
Q値(断熱性) | 0.98 | 0.51 |
C値(気密性) | 0.61 | 0.59 |
アイ・スマートやグラン・スマートは、魔法瓶のような家と呼ばれる一条工務の中でも、トップの性能を誇ります
また、アイ・スマートやグラン・スマートでオプション採用ができる「2倍耐震」や「耐水害」も採用できません

他商品に比べて、数値が劣ると言うだけで、グランセゾンも業界ではトップクラスの性能です
「さらぽか」が採用できない
「さらぽか」は、一条工務店オリジナルの全館空調システム
全館床冷暖房と、デシカント方式による湿度調整機能が付いた換気システムです。
外気を冷やして除湿しながら換気し、床暖房のパイプに水を通すことにより、家中の余分な熱を吸収してくれます
デシカント方式除湿機はビルやショッピングモールにも採用されており、乾燥材に水分を吸着させる事で除湿し、温度と湿度のコントロールを行います。
夏でもさらっと快適な温度と湿度で過ごせ、人気のオプションとなっています

グランセゾンで採用できなかったのが心残りです
現在は、アイスマートと、グランセゾンの良い所取りをしたグランスマートがあり、さらぽかも採用できる人気商品です
外観がどの家も似ている

グランセゾンは、標準仕様で、ハイドロテクトタイルという高性能な外壁が選択できます
ハイドロテクトタイルはそのコストパフォーマンスの高さから、一条工務店施主のほとんどが採用します。
このタイル外壁は、配色も限られるため、どこかで見た家に感じやすいです。
自由設計だけど打ち合わせ時に設計士からの提案は少なめ

設計士さんが間取りの提案を積極的にしてくれるわけではなく、ある程度決まった枠内での提案が多かった印象です。
こちらから希望を伝えないと進みにくいし、理想の家づくりがしづらい環境でした。
値引きはしてもらった?

グランセゾン
正直に言うと一条工務店では「値引き交渉」は一切できませんでした
でも、他社のように「今だけのキャンペーンです!」とか「特別に○○万円引きます!」といった、いかにも“値引き前提”のようなやり取りは一切なく、最初から正直な価格提示をしてくれたのが逆に信頼できました。
他メーカーでは「最初からその値段で出してよ…」と思うようなこともありましたが、一条工務店は全員に公平な価格で提供する姿勢を貫いていて、安心して契約できたのが印象的です。
値引きはなくても、「標準仕様が高性能」「オプションを付けなくても満足できる」ことで、最終的なコスパはむしろ高いと感じました。
グラン・セゾンはこんな人におすすめ
1階と2階で床面積の違う家を作りたい人
アイ・スマートに代表される他の商品と、グラン・セゾンは、構法が違います。
グラン・セゾンに採用されている軸組工法のメリットは、1階と2階で違う床面積に出来る事です
アイスマートは、2×6工法と言う、パネルを組み合わせる工法のため、性能は最高水準になるものの、総二階にしなければならない、と言うルールがあります。
家づくりにコストパフォーマンスを求める人
断熱性・気密性・換気システムなど、性能面をとにかく重視する人にとっては、一条工務店の家は安心材料がそろっています。
特に寒冷地や小さなお子さんのいる家庭では、その価値を実感しやすいと思います。
初期費用はやや高めに感じましたが、標準でついてくる床暖房や高性能な窓、太陽光発電などを考えると、かなりお得でした。
他社ではオプション扱いになるような設備が込み込みなのは、比較してみて初めてわかるポイントです。
将来的なメンテナンスコストを考えても、住宅価格に対する恩恵が多大にあると思います。
「床暖房だけで快適」と聞いて半信半疑だったのですが、宿泊体験をしてみると本当に家中が暖かく、家族全員が風邪を引きにくくなりました。
木目調のデザインや床材が好きな人
グランセゾンは、「グレイスシリーズ」と呼ばれる木目調の高級感のある住宅設備が選べます
重厚感のある木目調のキッチンや、洗面台は、非常にオシャレで、ワンランク上の上質な空間になります。
他にも、肌触りの良い「モクリア」という木目調の床材が標準仕様で選べます
こだわって良かった&採用して良かったオプション
家事時間の短縮にこだわった
家の中で生活していく上でこの貴重な時間を少しでも無駄のないよう、家事にかかる時間を極力減らすような設計やオプション採用を心がけました。
いわゆる家事楽動線と言われる設計を心掛け、オプションを入れるか入れないか、迷った時にどれだけ時間を削る事ができるかを判断基準にして家づくりをしてきました。
採用して良かったオプション①室内物干しワイヤー

費用対効果がとても良く重宝しています。我が家はランドリールームを広く取れなかったので、室内で洗濯物が大量に干す時や布団を干したい時などに簡単に設置することができ、必要ない場合は集約することができるので、とても助かっています。
採用して良かったオプション②太陽光パネル+蓄電池

近年のエネルギー高騰の影響で光熱費が値上がりしている中、太陽光パネルと蓄電池を利用した自給自足の生活はオール家電を採用した我が家であっても、家計を助けてくれています。
2025年現在では売電価格で利益を得ることは難しく、我が家も利益は出ていませんが、蓄電池で溜めた電力を有効活用することで長期的に経済的な安定を得ることができました。
全館空調風のエアコン設置

我が家は真夏の時期でもエアコン1台のみで快適に過ごすことが出来ています。
高気密・高断熱の一条工務店の住宅性能を活かし、家全体に空気が循環する“全館空調風”の快適な温度管理が実現出来たところが気に入っています。
少ない台数で効率よく冷暖房できるのも、一条ならではの魅力です。
システムシューズボックスを採用せずに自在棚を採用した

標準のシステムシューズボックスは形や収納方法が限られていたため、思い切って採用せず、自在棚で靴収納を一からつくることにしました。
棚板の高さを自由に調整できるので、ブーツや子どもの靴、大人用スニーカーなど、家族それぞれの靴を無駄なく収納できます。
見た目もスッキリ整い、使い勝手も抜群。来客からも「玄関が広くてきれいですね」と褒めてもらえる、お気に入りの空間になりました。
家づくりで後悔したポイント
コンセントの位置・数
コンセントの数は設計時には充分と思っていましたが、思い切って必要と思った以上の数を設置するべきでした。
子供部屋を二部屋、設計の段階である程度ベットや勉強机の位置をイメージしてコンセントを配置しましたが、コンセントの場所が少なく、模様替えや配置変更がしづらいです。
電気スイッチの位置
我が家はリビング階段で二階の寝室に上がるようになっていますが、リビング関連の電気スイッチ(リビング電気やテレビ上のダウンライト)は階段近くに一ヶ所でまとめたものの、キッチンやダイニングのスイッチはキッチン側にしか配置しておらず、寝る時にまとめて階段近くにまとめておけば楽だったなと後悔しています。
パントリー、ランドリールームを大きく作れば良かった
面積の取り合いの末に諦めてしまったのですが、パントリーとランドリールームはもう少し大きくしたかったです。共働き・子育て世帯ですので、め買いする物や洗濯物が多く、生活を楽にするためにパントリーとランドリールームの広さをもう少し大きくしておいた方が良かったと後悔があります。
まとめ|注文住宅で後悔しないための3つのポイント
最後に、注文住宅で後悔しないためのポイントを3つ教えて頂きました
「今」ではなく「将来」の生活も考慮する
子どもが小さい今だけでなく、成長して個室が必要になる時期や、老後の暮らしまで想像して間取りを考えました。今の便利だけで決めていたら、数年後にリフォームが必要だったかもしれません。
打ち合わせの最後までモチベーションを保つ
家づくりは思ったより長丁場で、終盤は「これでいいかな…」となりがちです。
でも、最後の照明・クロス選びで妥協せずに頑張ったおかげで、入居後の満足度がぐんと上がりました。疲れたときこそ、初心を思い出して乗り切るのが大事です。
暮らしをイメージして間取りを考える
図面だけを見て完璧だと思っても、実際の生活動線まで考えられていないと後悔します。
我が家は生活動線を意識して、キッチンとランドリールームと脱衣所の配置は気にしたので家事がグッと楽になりました。
毎日の行動をシミュレーションしながら決めていくのが大切で、そのためには、実例集やカタログを多く見たり、オリジナルの間取りを作成してもらうのがおすすめです
一条工務店は、設計士からの提案が少なめなので、無料のオリジナル間取り作成がおススメです
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まとめ

グランセゾン
グラン・セゾンで後悔した6点のポイントをご紹介しました
全体的な感想としては、冬に暖かく、夏に涼しく家の全体的な性能には満足しています
太陽光発電なども含めると、月々の電気代は0円で収まっており、建築後のランニングコストが安く済んでいることも気に入っています

色々と後悔ポイントをご紹介させて頂きましたが、非常に快適な生活が送れています
満足度の高いおうち作りができるよう、契約前にしっかりと、情報収取して比較し、納得のいく家づくりをして下さいね
地域の優良ビルダーや、オリジナルの間取りプランの作成は「タウンライフ家づくり」が便利
価格や内容を比較して、後悔を少なくしましょう
詳しくはこちらの記事をご覧下さい
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