パパまるハウスのやばい評判は嘘?リアルな後悔ポイントと体験談を紹介

パパまるハウスは、ヒノキヤグループ傘下の注文住宅ブランドで、ローコストながらも、高気密・高断熱の家を提供し、Z空調による快適な住環境が人気を呼んでいます

ただ、ネット上には「やばい」「ひどい」「後悔」などの言葉も出てくるため、品質や保証は大丈夫なのか?心配になる人もいるでしょう。

そこで、本記事では、実際にパパまるハウスでご建築されたSさんにインタビューを行い、リアルな体験談や住み心地を教えて頂きました!

パパまるハウスの基本情報

パパまるハウスは、新潟県新潟市(中央区湖南)に拠点を置く住宅メーカーです。

「ヒノキヤグループ」の一員であり、規格住宅をメインに販売しています。

ローコストかつ、高品質での住宅販売を強みとし、競合メーカーに対して、コスト面でアドバンテージがあります。

特徴として家全体を包み込むアクアフォーム断熱材を標準装備することにより、低コストながらも、高気密・高断熱を実現でき、底冷えや、冷暖房率の低下を防ぎます。

またオプションの全館空調「Z空調」では、家全体を快適な温度に保つことにより快適な住環境を提供しています。

パパまるハウスはやばい?住んでみた感想は?

パパまるハウスで建築したSさん
パパまるハウスで建築したSさん

総合点は80点です。

良かった点としては、アクアフォーム断熱材の高気密・高断熱仕様により、室内環境が外気の影響を殆ど受けないため、夏は涼しく、冬は暖かいです。

悪い点として、フローリングや、ドア、壁紙などが傷みやすいと感じています。(ローコスト住宅なので仕方がないですが···)

特にフローリングは、テーブルから物を1度落としただけで、修復が難しい傷が残っています。

また規格住宅のため、間取りの自由度は殆どありませんでした。

  • 高気密・高断熱で家の性能は良い
  • フローリングや壁紙は痛みやすい
  • 間取りの自由度は低い

同じ規格住宅でも、特徴は、メーカーによって様々です

安くてコスパの良い規格住宅が気になる方は、こちらの記事で一気に比較してみましょう

パパまるハウスの良い評判・口コミからわかるメリット5つ

住宅性能がローコストでも優れている

同社は高気密・高断熱材のアクアフォーム、24時間換気システム「ココチE」を装備しており、特にアクアフォームに関しては、室内の環境は外気の影響を受けないため、まるで「魔法瓶」の様に夏は涼しく、冬は暖かい室内環境となります。

Z空調で家の中が快適

Z空調を活用していますが、外気の影響をほぼ受けないため、家中どこにいても夏は涼しく、冬は暖かいです。

光熱費に関しては、営業担当から「一年中つけっぱなし」の電気使用料のシュミレーションを提示され、エアコン使用の場合との料金比較を説明してもらえました。大差のない料金試算となっていましたが、実際はエアコンを使用するよりも割高と感じています。

希望・予算を丁寧にヒアリングし、ぴったりのプランを提案してくれた

担当の方が親身になって相談に乗ってくれ、希望や予算を丁寧にヒアリングした上で最適なプランを提案してもら、理想の家が完成しました

ここは「各営業担当による」部分なので、「住宅プランや、仕様を決めたいけど、営業担当が心配···」と感じたら、施工部門担当の同席を依頼すると良いかもしれません。

標準装備が充実していた

アクアフォーム、24時間換気システム「ココチE」、マイクロガード外壁材、ホーローキッチン(タカラスタンダード製)、オール電化、LED照明が標準装備されており、充実していると考えます。特にしつこい油汚れや調味料の染みを防ぐホーローキッチンは手入れもしやすく、機能的です。

大手グループ傘下で契約後も安心

パパまるハウスはHINOKIYAグループ傘下に属するため、問い合わせサポート等が充実しています。倒産リスクのある零細メーカーに比べて、住宅建築後も一定の安心感があります。

パパまるハウスの悪い評判・口コミからわかるデメリット5つ

モデルハウスを回ったがあまり参考になる物件がない

パパまるハウスで建築をするにあたり、モデルハウスを複数回りましたが、大きめの住宅プランで建築されている物件しか無く、参考になりませんでした。

そのため、私は小さめの住宅プランで建築したため、「思ったより狭い」と感じました。

モデルハウスを巡る段階で、様々な大きさ(間取り)のモデルハウスの有無を確認した方が良いと思います。

予定日を過ぎても、工事が始まらなかったという口コミも

我が家は、予定通り工事が進み、営業担当と施工会社との連携はとれていたと思います。

ただ営業担当、施工会社次第の部分が大きく、心配であれば工事中に訪問してみる等、事前に確認をとった方が良いかと思います。

間取りの自由度が低かった。

規格住宅がメインとなるので、間取りの自由度はありません。

私は27EW4.0bという「畳コーナー付のプラン」を選択しましたが、建物のサイズ(坪数)毎に、4~5種類の間取りを選択できます。また選んだプランから「この箇所にクローゼットを設置したい」などといった要望にも、別途追加工事費を支払うことで対応可能との説明を受けました。

私の場合は、次の2点です。

①2階にトイレを設置しました(税抜20万円)。②オプションの屋根裏収納を増築しました(税抜50万円)

間取りを含め、細部にまでこだわりを強く反映させたい場合は、パパまるハウスはおすすめしません。

フローリングが傷つきやすい

合板に木目調のシートを貼り合わせたフローリングとなります。汚れが付きにくく、手入れがしやすい点はメリットですが、耐久性には欠けている印象です。

私自身も、テーブルからコップを落としただけで、フローリングの一部がえぐれ、修復不可能な傷となってしまいました。

別室や、2階の足音が気になる

パパまるハウスでは、吸音効果に優れた「健康快適天井材」を標準装備しています。一方で深夜に家族の生活音や、階段を上る足音でふと目が覚めてしまうことがあり、別室や階段などの足音は反響して響くと思います。

私自身、ローコスト住宅という前提を持っているため、特に気にはしていませんが、敏感な方は気になってしまう程度と感じます。

パパまるハウスに決めた理由は?

パパまるハウスで建築したSさん
パパまるハウスで建築したSさん

主な理由は二つあり、一つ目の理由は「ローコスト」で住宅が建てられる点です

私が住宅取得を決意した理由は、結婚し子供が生まれる年でした。

当時はアパート住まいであり、年収も低かったため、月々の住宅ローン返済負担を抑えることを第一にメーカー選定を行いました。

二つ目の理由は「アクアフォーム断熱材」「Z空調」をオプション選択できたことです。

新潟県は季節の気候変動の差が大きい地域です。私自身、幼い頃より、冬場の玄関やお風呂場の寒気を苦手としていたため、屋外の寒暖差が少ない住宅が非常に魅力的に感じました。

パパまるハウスの商品毎の坪単価・価格表

平均坪単価は45〜66万円

パパまるハウスには、ライフスタイルや予算によって選べる商品が豊富に揃っています

例えば、以下のような住宅プランがあり、いずれも規格住宅ですので、間取りの自由度は高くありません

商品名坪単価の目安
Hapimama46~66万円
PaPamaru44~64万円
Euro45~65万円
PaPaZero42~68万円
Sun Terrace49~69万円
Sun Stage51~74万円
Colorful41~61万円
Select41~65万円
High Style41~61万円
Urban42~64万円
Basic44~64万円
二世帯住宅プラン44~64万円

ハウスメーカーのコスパに優れる「規格住宅」を一気に比較したい方は、こちらの記事を見てみましょう

実際の総額は約1300万円

パパまるハウスは、1000万円台でマイホームを建築できるのが大きな特徴です

実際に、ご建築したSさんの総額は、全館空調の「Z空調込みで1300万円台」と非常にローコストで建築出来ていることがわかります(プレミアムZ仕様※Z空調採用プラン) 

①建物の本体価格10,000,000円
  Z空調1,300,000円(上記の本体価格に含む)
②オプション費用 
  カタログオプション515,000円
  その他オプション264,000円
③付帯工事費用1880000
④諸費用120万円
⑤土地の費用9,693,750円  
⑥値引き金額500,000円  
総額13,359,000円(税抜)※土地の費用は除く

どうやって値引きをしてもらったの?

Sさん<br> パパまるハウスで建築
Sさん
 パパまるハウスで建築

値引き額は税抜50万円でした

他社と比較しているといった旨を説明したところ、営業担当より「Z空調を選択した方向けの特別値引きプラン」として案内を受けました。個人的には値引き交渉等は行っておらず、ありがたいお話でした。おそらくメーカー側に月間の販売目標等があり、受注を確定するための手段としての値引き案内であったと考えています。

パパまるハウスで建築して良かったポイント

住宅取得費を抑えられた

パパまるハウスでは大量仕入等より高品質な住宅を、安価で提供しているため、理想の予算内で住宅を建てることができました。住宅取得後は、火災保険や固定資産税といったコストもかかってくるため、月々の住宅ローン負担額を抑えられているのは大きなメリットです。

豊富なオプション

標準仕様でも満足できる内容でしたが、暮らしに合わせて自由に選べるオプションが多くあります。特に気に入っているのは、キッチン用の「タカギ製の浄水器内蔵ハンドシャワー」です。内部に浄水カートリッジが内蔵され、水道水から不純物を取り除いて放水するため、別途浄水器を購入する必要がなく経済的です。

快適な室内環境(H3)

断熱・気密性がしっかりしていて、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を実感しています。気候変動差が大きい地域に住んでいるため、一年中快適に過ごせる住まいのありがたさを感じています。

パパまるハウスで建築して悪かったポイント

玄関前の段差が一部加工された状態で納品された

「屋根から垂直に降りている雨樋パイプ」と玄関前の段差が密着し、段差の一部を加工して雨樋パイプを設置されていました。これに関し、特に営業担当や施工担当からの説明はありませんでした。

壁紙がはがれやすく、傷みやすい

これはどの住宅にもありえることなのかもしれませんが、木造住宅のため、「木のゆがみ」ゆえに壁紙シートに「段差」が浮き出る事象が発生しました。住宅引き渡しの1~2か月後に発生し、次第に壁紙もはがれてきました。サポート窓口へ連絡し、迅速に該当部分の壁紙シートを交換してもらいましたが、半年以内に再度壁紙が剥がれ、現在はそのままです。

想定よりも手狭な住宅

事前に訪問したモデルハウスは、どこも大きめの住宅プランを基本としておりました。一方で私が選択したのは小型の住宅プランだったため、「思ったより狭いな」と感じました。

ローコスト住宅はやばい?何年住める?保証や住宅性能は?

パパまるハウスが低価格を実現している理由は、大きく2点あります。一つ目は、「規格型の商品スタイル」を採用していることです。自由設計に比べて設計・打ち合わせの手間やコストが削減されており、他メーカーと比較し行程を効率化しているためです。二つ目の理由は、大量発注による資材や設備コストの抑制です。これにより、より安価での提供が可能となっています。

なお、ローコスト住宅を売りとする同社ですが、「10年経過後も問題なく住める」と考えています。その理由は、基本構造に10年保証が付いており、しっかり守られる点です。また高気密断熱材アクアフォームの断熱性能に関しても、築8年目の現在も新築当時と変わりない住環境のため、住宅性能面で不安は感じていません。一方で、Z空調にも10年保証が付いていますが、証期間経過後に故障などが発生した場合の修理費について、ネット上でも情報が少なく、実際の費用は不透明です。Z空調を採用する際は、保証期間終了後の概算修理費を確認しておくことをおすすめします。

パパまるハウスはこんな人におすすめ

パパまるハウスをおススメしたい人を箇条書きで3つ記入し、文章で補足しながら纏めて下さい 

予算重視の人

大量発注による資材コスト抑制により、他社よりも低価格です。「とにかく予算第一」、「月々の住宅ローン返済を抑えたい」といった要望を持っているのであれば、検討してみる価値は十分にあります。

寒暖差に敏感な人

私自身が寒暖差に敏感であるため、高気密・高断熱材のアクアフォームが標準装備されていることにより、室内環境が屋外の影響をほぼ受けない点は非常に助かっています。また全館空調Z空調により「冬場のお風呂上りの脱衣所」の冷気を感じることが無くなくなったのが嬉しかったです。

大手メーカーならではの保障を求める人

ローコストでの住宅取得を検討する場合、零細メーカーや地元の工務店が候補に入る方も多いかと思います。保証期間が10~30年と長期になる程、その間に経営悪化、倒産するリスクがゼロではありません。一方、HINOKIYAグループ傘下のパパまるハウスでは年間1,000棟以上の施工実績があり、常に安定的な施工実績を保有しています。「住宅建築後の保証期間を安心して過ごしたい」のであれば、パパまるハウスはおすすめのハウスメーカーです。

パパまるハウスで後悔しないためのポイント

将来のライフプランを考慮

価格面を重視するあまり、将来家族が増えた際に「部屋数が足りない」といったことが起こりえます。結婚をされている方は、将来の家族計画を十分考慮した上で商品プラン等を選択することをおすすめします。

モデルハウス訪問

パパまるハウスのモデルハウスで、実際の設備を体感することをおすすめします。基本的な標準装備に加え、Z空調も設備されていますので、購入前に自身で体感することにより、住宅購入後とのギャップを無くすことができるため、事前訪問は必須と思います。

13-3. オプション装備の把握

住宅全体の選べるオプション項目(玄関ライト、食洗器、トイレ、屋根裏収納など)が多岐に渡ります。住宅建築後は追加ができないため、特に時間をかけて選択するべきです。

パパまるハウスに関する質問

標準仕様で選べる内容は?

→アクアフォーム、24時間換気システム「ココチE」、マイクロガード外壁材、ホーローキッチン(タカラスタンダード製)、オール電化、LED照明などが標準仕様内で選べました

設計の自由度はどうでしたか? 

→規格住宅がメイン商品であり間取りが決まっているため、自由度はほぼありません。

耐震等級や断熱等級は? 

→耐震等級2、断熱等級5です。

採用して良かったオプションはある?いらなかったオプションはある?

→採用して良かったオプションは、Z空調です。いらなかったオプションは特にありません。

外構はハウスメーカーに依頼する方が良い?専門業者に依頼した方が良い?

→ハウスメーカーに依頼する方が良いと考えます。住宅借入金に含むことができるほか、専門業者に依頼するよりも割安となります。

家が寒いって本当?断熱材には何が使われている?

→寒くはありません。高気密・高断熱材のアクアフォームが標準装備であり、室内は外気の影響がほとんどない印象です。

営業担当者や設計者の対応はどうだった?

→とても親身に対応してもらいました。

施工不良はありましたか?また、対応はどうでしたか?

→壁紙がはがれた際は、サポート窓口に問い合わせし、すぐに張り替えの対応を行ってもらいました。

アフターサポートなどの対応はどうだった?

→1か月、6か月、1年点検、5年点検があり、もちろんその間も問い合わせや相談等に快く対応してもらえます。

保証期間は?

10年保証です。

コメント